ブラックキャットランサムウェア、セイコーへの侵害に成功

セキュリティブログ「Security Affairs」によると、ブラックキャット（BlackCat）ランサムウェアグループが有名時計メーカーであるセイコーのハッキングに成功したそうです。現在、ブラックキャットが運営する情報公開及び脅迫用のサイトにセイコーの名が掲載されている状態です。情報流出の真偽を証明するためのサンプルも一緒に公開されました。これには、一部のパスポート情報と新しい時計開発プロジェクトに関連するドキュメントが含まれています。しかし、特許関連の情報や知的財産のような情報まで盗まれたのかはまだ明らかになっていません。

8月10日、セイコーはデータ侵害インシデントについて知らせました。8月2日から正式な調査に入った結果、7月28日に違法的な侵入が行われたことが分かったとセイコーは公表しました。当時は攻撃者が誰なのか、どのような目的で攻撃が行われたのかは不明だったそうですが、企業の一部情報が漏洩されたのは明らかで追加被害を防ぐために最善を尽くしていると述べました。

攻撃を行ったブラックキャットは、「セイコーのセキュリティ状態は非常に脆弱です。サイバー攻撃に対するより強固な対策が必要な会社です。」とセイコーのセキュリティに関して感想を残しました。