TikTok報酬を装う詐欺サイト、現金化を餌にアプリ導入や金融情報の入力を誘導
TikTok報酬を装う詐欺サイト、現金化を餌にアプリ導入や金融情報の入力を誘導
TikTokの報酬プログラムを装い、ユーザーにアプリのインストールや金融情報の入力などを促す詐欺サイトが確認されている。これらのサイトは、毎日のチェックインや簡単なタスクを完了するとポイントを現金に交換できるとして高額な残高を表示するが、実際に出金しようとすると、動画の視聴や追加アプリのダウンロードなど新たなタスクを要求し、現金を受け取れない仕組みとなっている。
TikTokが公式に提供する「Creator Rewards Program」は、対象地域で一定の条件を満たしたクリエイター向けの収益化プログラムであり、外部サイトでタスクを完了することで報酬を受け取る仕組みではない。一方、今回確認された詐欺サイトはTikTokのロゴやブランドイメージを使用し、モバイルショッピングやポイントサービスのような画面を表示することで、正規サービスであるかのように装っている。
詐欺サイトでは、出金条件として次々と新たなタスクを提示し、アプリのインストールなど特定の行動へユーザーを誘導する。こうした過程でアドウェアなど不要なソフトウェアがインストールされる可能性があるほか、金融情報の入力を求められるケースもあり、入力した情報が不正に利用されるリスクがある。また、サイト運営者はCPA(Cost Per Action)型の広告プログラムなどを利用し、ユーザーによるアプリのインストールや登録といった行動から収益を得ているとみられる。
ユーザーはTikTokを名乗る報酬サイトにアクセスした場合、公式サービスであることを確認し、不審な外部サイトで金融情報などを入力したり、提供元が確認できないアプリをインストールしたりしないことが重要となる。すでに不審なアプリをインストールした場合は削除し、端末上に不要なアプリや不審な権限設定が残っていないか確認する必要がある。同様の手口は他の著名なブランドを装って展開される可能性もあるため、報酬や現金化をうたうサイトでは運営元やURLを確認することが求められる。

