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ハッキング

Read the Docsに約10日間続く大規模DDoS攻撃、AIクローラーとプロキシネットワークを利用

Read the Docsに約10日間続く大規模DDoS攻撃

 

2026年6月中旬から下旬にかけて、オープンソースのドキュメントプラットフォーム「Read the Docs」が、同サービスで過去最大規模となるDDoS(分散型サービス拒否)攻撃を受けた。攻撃では毎分550万件を超えるリクエストがインフラに送信され、通常時の約100倍に相当するトラフィックが発生した。攻撃は約10日間にわたって続き、キャッシュを回避してバックエンドに直接負荷をかける複数の手法が確認された。

攻撃トラフィックは、世界各地に分散する数百のネットワークやIPアドレスから同時に送信された。さらに、HTTPリクエストヘッダーやTLS接続パラメータをランダム化することで、特定のパターンに基づくフィルタリングを回避していた。存在しないページに対する404レスポンスや、一時的なリダイレクトを返す302パスにもリクエストを集中させ、キャッシュを経由せずバックエンドのリソースを消費させる手法が用いられた。

攻撃ではAIクローラーやプロキシネットワークも利用され、Cloudflareによる自動DDoS対策やレート制限を回避する動きが確認された。Read the Docs側はこれに対し、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)や追加のレート制限ルールなどを組み合わせて対応した。今回の攻撃では、単一のボット検知やレート制限だけでは対応が難しく、エッジキャッシュやWAF、対象を絞ったチャレンジなど、複数の防御策を組み合わせる必要性が示された。

Read the Docsは今回の攻撃を受け、DDoS対策を含むインフラの防御体制を強化した。約10日間にわたって攻撃手法が変化した今回の事例は、大規模な商用サービスだけでなく、広く利用されるオープンソース関連サービスも継続的なDDoS攻撃の標的となり得ることを示している。

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