Type to search

ハッキング

Coupang元社員によるデータ盗難未遂と証拠隠滅の失敗が引き起こした大規模な顧客情報流出とその影響。

Coupang元社員によるデータ盗難未遂とその影響

韓国の大手電子商取引企業Coupangで、元社員による顧客データへの不正アクセスが発覚した。
元社員は社内のセキュリティキーを不正に取得し、約3,000人分の顧客情報にアクセスしたとされている。
取得された情報には、注文履歴のほか、配送スタッフが使用する建物の出入りコードなどが含まれていた。

失敗した証拠隠滅の試み

元社員は自身の不正行為が報じられた後、MacBook AirをレンガとともにCoupangのキャンバスバッグに入れ、川に投棄したとされている。
捜査当局は水没した端末を回収し、シリアル番号などを手がかりにiCloudアカウントとの関連を特定した。
その結果、証拠隠滅を図ったとみられる行為は失敗に終わった。

フォレンジック調査と企業の対応

フォレンジック調査の結果、元社員が個人のコンピュータおよびMacBook Airを使用してデータにアクセスしていたことが確認された。
個人のコンピュータは当局に提出された一方、MacBook Airについては破壊を図ったとみられている。
Coupangは、元社員が保有していたのは約3,000件のアカウント情報に限られ、当該データはすでにすべて削除されたと説明しているが、本件をめぐっては最大で3,300万人分の顧客情報が流出し、韓国人口の半数以上に影響が及んだとされている。

顧客への補償と政府の調査

Coupangは、データ侵害の影響を受けた顧客に対し、5万ウォン相当のバウチャーを提供する方針を示しており、関連費用は約1億1,700万ドルに上る見通しだ。
また、韓国政府は同社のセキュリティ対策を巡り公式調査に着手しており、調査結果次第では他の大手韓国企業の事例と同様に、多額の制裁金が科される可能性もある。

今回の事案は、内部関係者による不正行為が企業の大規模な情報リスクに直結する可能性を示しており、企業に対しては、アクセス管理や内部統制を含むデータ保護体制の強化が改めて求められている。
当局は現在も詳しい経緯を調べている。

コメントを残す

Your email address will not be published. Required fields are marked *

mainichisecuをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む