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マルウェア

FileZilla偽サイトでRAT配布、検出回避手法も確認

偽のFileZillaダウンロードを悪用したRAT配布

攻撃者が偽のFileZillaダウンロードサイトを用い、リモートアクセス型トロイの木馬(RAT)を配布する手口が確認されており、注意が呼びかけられている。この攻撃は主に偽のウェブサイトを通じて行われ、ユーザーが正規のFileZillaサイトと誤認してファイルをダウンロードするケースが報告されている。

精巧な偽サイトと社会工学的手法の悪用

攻撃者は、正規のFileZillaダウンロードページに酷似した偽サイトを構築し、ユーザーを信頼させてダウンロードへと誘導している。これらのサイトは検索結果やスポンサーリンク、悪意のあるリンクを通じて拡散されている。

配布されるインストールファイルは正規のものに見えるが、内部には悪意のあるDLLが仕込まれており、実行時に密かにマルウェアがインストールされる。このファイルはマルチステージローダーを通じてRATペイロードを展開し、DLLサイドローディング技法により悪性DLLが優先的に読み込まれる仕組みとなっている。

これにより、既存のソフトウェアの脆弱性を悪用することなく、不正な活動を隠蔽することが可能となる。

C2通信と検出回避手法、対策の重要性

攻撃者はDNS-over-HTTPS(DoH)を利用してC2サーバーと通信し、暗号化されたトラフィックに紛れることで検出を回避している。信頼性の高いDoHプロバイダーを悪用することで、従来のセキュリティ対策による可視化がさらに困難となる。

また、RATはブラウザの認証情報窃取やキーロギングを通じてユーザーデータを外部へ送信する機能を持つ。今回の攻撃はソフトウェアの脆弱性ではなく、ユーザーの信頼を悪用する点が特徴とされる。

そのため、正規の公式サイトからのみソフトウェアをダウンロードする習慣の徹底に加え、DoHトラフィックの監視や異常検知を含む多層的な防御体制の構築が求められる。

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