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脆弱性

Zapierで内部パッケージアクセス問題を確認

Zapierで内部パッケージアクセス問題を確認

Token Securityの研究チームは、Zapierプラットフォームにおいて複数の設定や実装上の問題を組み合わせることで成立する脆弱性チェーンを報告した。本件では、一見独立した機能や構成が連鎖することで、内部リソースへのアクセスにつながる可能性が確認されている。

研究チームによると、この脆弱性チェーンは無料のZapierアカウントから開始され、Zapier Developer Platform SDKおよび一部内部パッケージに対するアクセス権限取得へと発展する構成だった。分析では、適切な認証や権限検証に関連する問題が組み合わされていたとされる。

本件は2026年2月12日にZapierへ報告された。Zapierは報告後、関連NPMトークンの無効化を実施し、2月16日にはAWS関連ロールの権限設定を見直した。その後、最終的な修正対応は3月5日に完了したと報告されている。

また、本件はバグバウンティプログラムの対象として扱われ、研究チームには3,000ドルの報奨金が支払われた。

脆弱性チェーンの構成とZapierの対応状況

脆弱性チェーンの起点となったのは、Zapierの「Code by Zapier」機能だった。この機能は、AWS Lambda環境上でPythonおよびJavaScriptコードを実行できる構成となっている。

研究チームは、os.system('env') の実行を通じて環境変数を確認し、その後 /proc/self/mem を利用してAWS Lambda環境に割り当てられたSTSセッショントークンを復元したと報告している。取得したアクセス権を利用することで、一部Dockerイメージ管理環境へのアクセスが可能な状態となっていた。

分析では、復元されたSTSセッショントークンを利用してAmazon ECR内のリポジトリ一覧へアクセスできることが確認され、1,111件のリポジトリが列挙された。また、Dockerコンテナの構成履歴からNPM発行トークンも確認された。

このNPMトークンはZapierプラットフォーム内の一部重要パッケージに対する公開権限を保持していた。研究チームによると、複数システム間の権限設定や管理構成が連鎖することでアクセス経路が成立していたという。

Token SecurityのYair Balilti氏は、本件について個別システムでは問題が見えにくかった一方で、複数システムを横断した検証によって一連のアクセス経路が確認されたと説明している。

また、Zapierによる調査では、対象となったNPMトークンは2025年11月から2026年2月16日まで有効だったとされる。一方で、現時点では実際の悪用を示す証拠は確認されておらず、顧客データやワークフローへの影響も確認されなかったとしている。

Zapierはフォレンジックレビューを実施し、関連利用履歴の調査を行った結果、追加対応が必要となる顧客影響は確認されなかったと説明している。

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