The Gentlemen、AnMedから6TBの機密情報窃取を主張 性暴力被害者の情報も含むと主張
The Gentlemen、AnMedのFacebookページを侵害 6TBの機密データ窃取を主張も証拠は確認されず
ランサムウェアグループ「The Gentlemen」が、非営利医療システムAnMedのFacebookページを侵害し、身代金を要求するメッセージを投稿した。問題のFacebookページはその後、速やかに削除された。AnMedはジョージア州とサウスカロライナ州で病院やクリニックなどを運営する医療システムで、今回の事案による影響について調査を進めている。
攻撃者は、性暴力、メンタルヘルス、中絶、セクシュアルハラスメントに関連する機密情報を含む約6TBのデータを窃取したと主張している。ただし、この主張を裏付ける証拠は現時点で確認されていない。AnMedも今回の侵害による影響範囲を明らかにしておらず、患者情報が実際に流出したかどうかについても具体的な情報は公表していない。
The Gentlemenは2025年後半に活動が確認され始めたランサムウェアグループで、Qilinランサムウェアとの関連性も指摘されている。2026年第2四半期には産業組織を対象とした125件の攻撃に関与したとされ、活発なランサムウェアグループの一つとして警戒されている。
同グループは、インターネットに公開されたファイアウォールやVPN機器などを侵入経路として悪用し、管理者アカウントへのアクセスやセキュリティ製品の無効化、データ窃取などを行うとされる。また、アフィリエイトに身代金収益の最大90%を分配するRansomware-as-a-Service(RaaS)モデルを採用し、EDRを無効化するためのツールも提供していると報告されている。今回のAnMedを巡る事案は、医療機関や関連サービスがランサムウェア攻撃の標的となるリスクを改めて示しており、組織には外部公開機器の適切な管理やアクセス制御、インシデント発生時の迅速な対応体制が求められる。

