ChromeとEdgeの悪意ある拡張機能、暗号資産ウォレットやブラウザデータを窃取
ChromeとEdgeの悪意ある拡張機能、暗号資産やブラウザデータを窃取
Google ChromeとMicrosoft Edgeを対象とした複数の悪意ある拡張機能が確認された。これらの拡張機能には不正なコードが組み込まれており、感染したデバイスから暗号資産に関連する情報やブラウザデータを窃取する。攻撃ではClickFixを利用したソーシャルエンジニアリング手法も確認されており、ユーザーを誘導して不正な処理を実行させることで、悪意ある拡張機能や関連するペイロードの導入につなげる。
悪意ある拡張機能は、ユーティリティや生産性向上ツールなどを装って配布され、インストール後にデバイスやブラウザに保存された暗号資産ウォレット関連情報などを収集する。また、ブラウザの閲覧履歴を取得して特定のWebサイトへのアクセス状況を把握するなど、追加のフィッシングや情報窃取につながるデータを収集する機能も備えている。
攻撃ではClickFixを利用してユーザー自身に不正な操作を実行させることで、通常のセキュリティ対策を回避しながら攻撃チェーンを進行させる。こうした手法は、正規の操作や問題解決手順を装ってユーザーの操作を誘導するため、技術的な脆弱性の悪用だけに依存しない点が特徴となっている。
今回の事例では、ブラウザ拡張機能が暗号資産やブラウザデータを狙う攻撃経路として悪用されている。組織ではインストール可能な拡張機能を制限するとともに、不審な拡張機能や権限要求を監視することが対策となる。また、拡張機能を導入する際には、提供元や要求される権限、公開情報などを確認し、不審な挙動が確認された場合には削除や調査を行うことが推奨される。

