Chess.comユーザー約730万人のデータが流出、スクレイピングによる収集の可能性
Chess.comユーザー約730万人のデータ、スクレイピングで収集か
Chess.comのユーザー約730万人分のデータが流出し、複数のデータ流出フォーラムで公開された。今回のデータはシステムへの侵入によって窃取されたものではなく、スクレイピングによって収集された可能性が指摘されている。
Ransomnewsの分析によると、公開されたデータは実在するユーザー情報とみられ、比較的最近収集されたものだという。また、攻撃者による身代金要求は確認されておらず、データは2つのデータ流出フォーラムで無償公開されていた。
15.5GBのデータを公開、内部アクセスの可能性も
公開された15.5GBのデータには、メールアドレス、ユーザー名、氏名、国、チェスのレーティングなどのユーザー情報が含まれていた。また、Google Ad Managerに関連するマーケティングセグメントデータも確認されており、Chess.comの公開APIからは取得できない情報が含まれていることから、データ収集の過程で内部システムへのアクセスが行われた可能性も指摘されている。
分析によると、公開されたデータは単一のデータベースから一括して取得されたものではなく、数日間にわたって収集された可能性がある。パスワードや決済情報は含まれていないとされる一方、メールアドレスや氏名などの情報は、Chess.comを装ったフィッシングやソーシャルエンジニアリングに悪用される可能性がある。
今回確認された情報だけではデータの具体的な取得経路は明らかになっておらず、公開APIを利用したスクレイピングだけで収集されたのか、別のアクセス経路が使用されたのかについては慎重な確認が必要となる。

